電気工事士は意味ない?辞めた人の本音とSNS分析から見えたリアルな結論

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「電気工事士は意味ない」「やめとけ」

SNSやYouTubeを見ていると、こうした声が目に入ることがあります。一方で、「人手不足で需要がある」「独立できる」「インフラに不可欠」といった肯定的な意見も多く存在します。

実際のところ、電気工事士は本当に意味のない資格なのでしょうか?

この記事では、SNS・YouTubeのコメントを分析しながら、現場経験も踏まえてリアルな結論をお伝えします。


目次

SNS分析で見えた結論

先に結論をお伝えします。

電気工事士は「意味ない資格」ではありません。

ただし、環境や働き方を間違えると、かなり厳しい資格でもあります。

SNS上では、給料・人間関係・労働環境への不満から離職した人の声が多く見られました。資格そのものより、どの環境で経験を積むかが、この仕事の評価を大きく左右します。


「意味ない」と言われる3つの理由

① 給料が仕事内容に見合わない

SNS上で最も多かった不満が、収入面です。

  • 「命がけの仕事なのに給料が安すぎる」
  • 「新卒で年収250万円台」
  • 「経験を積んでも大して稼げない」

電気工事の現場には、高所作業・夜勤・感電リスクといった危険が伴います。それに対して給与水準が低いと感じる人が多く、「割に合わない」という声は根強くあります。


② 職人気質の人間関係がきつい

次に目立ったのが、職場の人間関係への不満です。

  • 「見て覚えろの一言で終わる」
  • 「理不尽に怒鳴られる」
  • 「新人を育てる余裕が現場にない」

もちろん会社や現場によって差はありますが、昔ながらの職人文化が色濃く残っている職場では、特に若い世代が苦労しやすい傾向があります。


③ 労働環境が過酷になりやすい

SNSでは「夜勤がある」「休みが取りにくい」「工期に追われる」といった声も多く見られました。

電気工事は他業者との連携が多い仕事です。大工工事の完了待ちや突発的な対応など、外部要因でスケジュールが崩れやすく、それが長時間労働につながるケースも少なくありません。

その結果、長時間労働になりやすいという問題があります。


【実体験】現場は資格の知識だけでは通用しない

私自身が経験したトラブルをひとつ紹介します。

ある工場で、特定の配線を使うたびにブレーカーが落ちるという問題が発生しました。原因を調べると、天井裏の配線ルートが著しく劣化しており、既存のルートでは引き直しができない状態でした。

対応には、別ルートの探索・新たな配線経路の確保・安全性を考慮した施工計画が必要で、教科書通りの知識だけでは到底対応できないと痛感しました。

天井裏の作業環境は、経験者なら想像がつくと思いますが、決して快適な場所ではありません。それでもプロの電気工事士は、入り組んだ配線や錆びついた配電盤を的確に読み解きながら丁寧に対応してくれます。

現場で求められるのは、判断力・応用力・積み上げた経験です。資格はあくまでスタートラインに過ぎないと、あらためて感じました。

プロの電工がいなければ、工場民もやっていけないということです・・・・電工に感謝!


なぜ人手不足なのに人が定着しないのか

SNS分析を通じて感じたのは、「人手不足なのに人が育たない構造」 が業界全体に存在するということです。

給料への不満・人間関係・労働環境などを理由に離職する人が多い一方、現場には新人を丁寧に教育する余裕がなく、経験者不足が慢性化しています。

その結果、残った人の負担が増え、さらに離職が生まれるという悪循環が続いています。業界として解決すべき構造的な問題です。通じて感じたのは、「人手不足なのに人が育たない構造」 が業界全体に存在するということです。

給料への不満・人間関係・労働環境などを理由に離職する人が多い一方、現場には新人を丁寧に教育する余裕がなく、経験者不足が慢性化しています。

その結果、残った人の負担が増え、さらに離職が生まれるという悪循環が続いています。

どの業界もそうかもしれませんが、電工に限った問題ではないのかもしれません。


それでも高収入を実現している人がいる理由

一方で、電気工事士として高い収入を得ている人も確かに存在します。共通しているのは、次のいずれかのキャリアを歩んでいることです。

  • 独立して自分で仕事を取りに行っている
  • 施工管理・設備保全など上流の仕事に進んでいる
  • 特定の分野で高い技術力を身につけている

電気工事士は「誰でも稼げる仕事」ではなく、経験とスキルで大きく差がつく仕事です。資格を取った後の動き方が、収入と満足度を決定づけます。


向いている人・向いていない人

向いている人

  • 手に職をつけて長く働きたい
  • 現場仕事が苦にならない
  • 将来的に独立を視野に入れている
  • 技術を少しずつ積み上げるのが好き

向いていない人

  • 楽に稼ぎたい人
  • デスクワーク中心の働き方を望む人
  • 資格を取るだけで人生が変わると思っている

結論|「意味ない資格」ではなく「環境で評価が変わる資格」

電気工事士は、意味のない資格ではありません。

インフラを支える社会的な需要があり、独立も可能で、技術は確実に積み上がります。一方で、環境・会社・キャリアの選び方を間違えると、給料・人間関係・労働環境のすべてで苦労することになります。

「資格を取れば安泰」ではなく、「どの環境で、どう経験を積むか」が勝負です。

この記事が、電気工事士というキャリアを現実的に考えるきっかけになれば幸いです。


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この記事を書いた人

いくつかの製造業を経験し、工場勤務を続ける中でスキルアップの重要性を実感。独学で複数の国家資格を取得してきました。
保有資格:第二種電気工事士、2級ボイラー技士、危険物取扱者乙種第4類、品質管理検定2級(QC検定2級)、食品表示検定中級。
現場経験を活かし、資格取得を目指す方へ実体験に基づいた学習方法やキャリア形成のヒントを発信しています。

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